オリジナルデザインクリアファイルのイメージ画とお届け時期について

皆様、こんにちは!

3月31日に始めたクラウドファンディングも、ついにも残り5日となりました。

初めて挑戦するクラウドファンディングでしたが、多くの方々の温かいご支援とメッセージに支えられて、

現在85パーセントまで来ることができました。ありがとうございます。

残り15パーセント、最後まで諦めずに、皆様とともに走り切りたいと思いますので、

どうぞ、引き続きご支援、宜しくお願い致します。

 

さて、今日はリターンのオリジナルクリアファイルについて、現時点でのデザインのイメージ画の公開をさせて頂くとともに、

お届け時期の変更についてのお知らせがあります。

デザインは樹里先生によるもので、昨日公開した、かがみや工房さんデザインのロゴも入っています。

舞踏譜は、イギリス組曲第6番ジグより、軌跡は【J.S.B 】J.S.Bachのイニシャルです。

このステップの部分、イメージ画では、現時点で考案しているものを採用していますが、

今後、収録を予定している来年5月までに、実際に踊り込んで行く過程で、調整や変更がされていく可能性があり、

実際に踊った舞踏譜を採用するには、どうしても9月よりも先になってしまいます。

楽しみにしてくださっていた方々には、申し訳ありませんが、どうぞご理解頂きたく、宜しくお願い致します。

※イメージ画に使っている楽譜は、実際の完成版では、バッハの弟子、J.F.アグリーコラによる直筆譜を採用します。

※勝手に振付を使用することは、ご遠慮ください。

 

〜樹里先生より、近況と、上記クリアファイルについて、メッセージを頂きましたので、どうぞご覧下さい!

 

先週から28日のコンサート、初めてバッハプロジェクトのために振付した作品を皆様にお見せするコンサートのためのリハーサルが始まりました。

振付は心が開放できてバッハの音符の声が聴こえる場所で行うことが多いのですが、私の場合はもっぱら公園や屋上、鳥の声や風の音、自然が感じられる場所になります。

振付している作品の音楽を何回も何回も思い出したり、聴いたり、歌ったりしているうちに、音楽が何を踊って欲しいかが見えてその音楽が語るままに振付を書き留めていく。

そんな時間を振付中は過ごしています。

そして、その振付を舞踏譜と言われる1700年から残っているバロックダンスの記譜法に従って描き、振付が出来ていきます。

振付が出来るといよいよ踊り込みになるのですが、振付けたものが踊りやすい、美しいとは限らないので、実際に踊りながら微調整をする事は作品を仕上げるのに欠かすことはできません。
例え紙面上では美しかったとしても実際に踊ってみたら…と言うことはよくありますし、逆に紙面上ではそこまで派手でなくても踊ってみたらとても良い、と言うこともあります。また、振付したステップよりももっと良いステップが見えてくるということもあります。

振付をしていると、1700年代に活躍した振付家達がいかに素晴らしい作品を残しているのかと言うのが手にとるように分かるのですが、
私の作品は実際、本番直前まで手直しや微調整を加えて、最後まで悩んでそして納得した振付にしてから舞台の上で踊らせていただいています。

今回のDVDも漏れなく同じ過程を踏んでいます。常にバッハの音楽は何をダンサーに求めているのかということに耳を澄まして、収録直前までその真意を追い求め完成させていきたいと思っています。

最後に皆様にお詫びとお断りをさせていただかなくてはなりません。
9月にお手元に届けさせていただく予定のオリジナルクリアファイルですが、実際に踊った舞踏譜を印刷した物を今回ご支援いただいている皆様だけにお礼としてお届けさせていただきたいと思っています。

本日公開させていただいたファイルのデザインはバッハに敬意を評して、彼のイニシャルを最終曲である6番のGigueの中に埋め込むその舞踏譜になります。

ですが、実際踊った舞踏譜をお届けさせていただくためには、今上でお話しさせていただいてきた経緯を経る必要があるため、舞踏譜として描けるのが来年の5月の収録前後になってしまいます。

バッハへの敬意、そして皆様への感謝も込めて6番のGigueを完成させていきたいと思いますので、リターンのお届けが遅くなってしまうこと大変申し訳ございませんがご理解いただけますと幸いです。


ダンサー 岩佐樹里