2回目の撮影が終わりました!

5月23日〜26日、八ヶ岳音楽堂にて2回目の撮影を行ってきました。

 

八ヶ岳音楽堂のご協賛で実現した今回の収録では、イギリス組曲の1番と2番を中心に収録。使用楽器の「カラマツチェンバロ」は、楽器製作家の久保田彰氏が、八ヶ岳で育った樹齢100年のカラマツから製作されたもので、その響きは、木々がふんだんに使われた素晴らしい音響のホールに、柔らかく溶け合いました。

 

また、今回は八ヶ岳の美しい自然の中でも収録を行い、鶯やルリビタキ、カッコウなど様々な鳥たちが歌う森の中で、素晴らしい収録をすることが出来ました。

 

「バッハは踊れる!」そのことを証明するために始めたこのプロジェクトで、今、私たちは、「バッハの音楽は、踊りそのものだ。そして、音楽と踊りがその垣根を超えて本当に一体になった時、音楽はダンスに、ダンスは音楽になり、自由自在になれる、それは、こんなにも楽しいことなんだ」と納得させてくれるものになったと確信しています。

 

今回も、音楽家、ダンサー、撮影、録音など、違う分野の総勢14名のメンバーが、力を出し合い、協力しあった4日間でした。現地に行ってから、撮影スケジュールを大幅に変更せざるをえないことが出てきたのですが、演出監督が何度も丹念に周辺のロケハンをしてくださったり、雷の予報が出た日は、全員が一丸となって、その時刻までに予定のものを撮り終えるように協力しあったりして、なんとか、全てを撮り終えることが出来ました。

 

全てを撮り終えて、全員で集合写真を撮っている時に、雨が降り始めた時には、八ヶ岳の自然が、私たちを応援してくれている気がしました。

 

今回八ヶ岳で収録したイギリス組曲の1番と2番、そして、1回目の撮影で水戸奏楽堂で収録した、イギリス組曲6番とシャコンヌ、この4曲で、まずDVDの第1集として完成させるべく、これから、編集作業に入ります。

 

そして、バッハの命日7月28日には、日暮里サニーホールにて、この4曲のお披露目コンサートを開催させて頂きます。使用楽器は、ジルバーマンピアノとジャーマンチェンバロを運び込み、2年かけて生み出されたダンスの数々を、音楽とともにお楽しみいただきます。是非、「バッハの音楽は踊れる!」ことを確信しに、お運びいただけたら幸いです。

 

お申し込みは以下で受け付けております。

TIGET   http://tiget.net/events/176808

メール rethinkingbachproject@gmail.com

 

バッハ再考プロジェクト事務局